私達エイムと、これまで数多くのプロダクトデザインを世に放ってきた中村史郎氏が率いるSN DESIGN PLATFORM(SNDP)がタッグを組み、デジタルモデリング業務をはじめとしたデジタルデザイン事業を開始しました。
デジタルデザイン事業では、これまでエイムが培ってきた自動車開発技術にSNDPのデザインダイレクター/クリエイティブデザインチームのノウハウとデザインマネジメント力を加えたワンチームとして、自動車をはじめとしたモノづくり分野におけるデジタルモデリングのニーズに答えるべく発足しました。
昨今のデジタル技術の発達から、デザインを作るツールも決めるツールも大きく変化しました。
かつては、デザイナー自らが自分のスケッチを基にテープドローを引いて形状やサイズを確定、そこからモデラーが数値化し、クレイモデルでデザイナーが考える形状を再現。
モデラーは想像を働かせて頭のなかで立体化しなければなりませんでした。
ですが、デジタル技術の発達から、現在はデザイナーの発想を２次元のスケッチにして、それを基に３次元のデジタルモデルを制作。
実物はなくともデザインをリアルタイムに確認/評価することができるようになりました。
距離感や光の当たり方、材質による見え方の違いも再現できるようになり、CGの市街地の中で走らせたり、競合車と並んで比較することも可能です。
こうしたデジタルデザインのニーズは自動車産業だけではなく、モノづくり分野全般に広がるDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進の波に伴い加速度的に高まっています。
スケッチからクイックかつ魅力的な３Dデータを制作、短時間で３D化することでトライ＆エラーを繰り返すことが可能になります。
スケッチからの３Ｄトランスレーション 、スキャンデータからのリバースエンジニアリング、サーフェースモデリングなど幅広く対応いたします。
量産に必要な設計要件を織り込み、精度基準内で高品質のデータをご提供します。
これからのモノづくりにおいては、デザイナーの発想が形状化するときにモノづくりが成功するかどうかが決まるといっても過言ではありません。
3次元化(デジタルモデル)によるデータの一元化が行われるようになると、デザイナーは素材、構造、環境への配慮を意識しデザインすることが必要となります。
アイデア段階からデジタルモデルを共有し、スタイリングだけではなく、構造や機構の問題がないかなど関係部門からフィードバックを受けながら検討を行うことで、高付加価値な製品を生み出すことができるようになります。
AIMとSNDPはデジタルデザイン事業を通じて、これからのモノづくりの未来を支えるべく尽力してまいります。